こんにちは。
音楽には様々なリズムがあり、ジャンルによってベースとなるビートが違います。
ポップスのリズムの基本は8ビートなので、クラシックを長く勉強してきた人がうまくリズムが取れないという話はよくありますね。
8ビートは4分の4拍子のビートの中で8分音符をベースに作るリズムですが、まず大事なのが表拍と裏拍です。
イチトー・ニートー・サントー・ヨントー
イチ、二ー、サン、ヨンが表拍になり、トーが裏拍になります。
では、ためしに曲に合わせて表拍を手を叩いてみて下さい。(4/4拍子の8ビート系ならどんな曲でもいいです)
次に裏拍のトーの部分だけ叩いてみて下さい。
うまくリズムに乗って叩けましたか?
裏拍をうまく叩けない人は裏拍に対しての意識・感覚が弱いと言えます。
8ビートで大事なのは裏拍です。裏のビートを感じることがリズム感を鍛えるのに最も大切なのです。
日頃から音楽を聴くときは裏拍を意識して聴きましょう。できれば、曲に合わせて裏拍のリズムを手や体で取ってみるといいですね。
よくアマチュアでリズムがバラバラの演奏をしているバンドがいます。
これらの多くは、メンバーにリズムの意識があまりないか、表拍でばかりリズムを取っているせいです。
裏拍を特に意識して練習すると、演奏がだんだんピッタリ合ってきます。
それからリズムには強弱があります。
表拍は強く、裏拍は弱くが基本ですが、もっと細かくリズムをつけることでノリを出すことができます。
イチトー・ニートー・サントー・ヨントー
まずは、すべてを同じ強さで叩いてみましょう。
平坦なリズムですね。
次に表拍を強く、裏拍(トー)を極端に弱くして叩いてみましょう。
裏拍はほとんど音がならないくらい大げさにやると分かりやすいです。少しノリが出てきたほうに感じませんか?
ではそのまま、ニーとヨンを極端に強くしてみて下さい。
どうですか?とてもノリが出てきたと思います。
これは基本中の基本ですが、このようにリズムは色々な強弱をつけることでノリを出せるのです。 ジャンルや曲調によってアクセントの位置が違ってきます。
リズムキープももちろん大事ですが、強弱のつけ方で色々な表現を可能になるのが音楽の奥深いところですね。
日頃から広いジャンルの音楽をたくさん聴いて、リズムパターンや強弱のつけ方を研究してみましょう。
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