プロがボーカルの悩みを解決します
Q13:ハスキーボイスになりたいのですが、どうすれば出るようになるでしょうか?(アルバイト・男・21)

こんにちは。
ハスキーボイスは、セクシーでワイルドでカッコいいイメージがあるので憧れる人が多いかと思います。

ですが!

無理してハスキーボイスを作るのはとっても危険です!

生まれつきハスキーボイスを持っている人は別ですが、声をわざと潰してかすれ声を作るのはお奨めしません。

剣道をやっていた人や仕事などで日常的に大声を出す人にハスキーボイスの人が多いですよね。 でもその人たちは別に歌をうたうわけではないので、あまり気にしていないというか必要に迫られて大声を出しているのです。

最悪、ポリープになったりして、今の声を失ったり、まともに声が出せなくなるリスクがあります。 もしボーカリストを目指すのなら絶対にやめるべきです。


それでも、どうしてもハスキーボイスになりたい!という方。 リスクを覚悟しておかなければなりませんが、やはり大きな声をたくさん出すしかありません。

練習をする際、正しい発声ができていれば多少は危険は軽減されます。
喉の周りの筋肉を極力使わず、腹式呼吸によって上半身をリラックスさせて行いましょう。

正しい発声ができていなければ、どんなにハスキーボイスになっても歌には使えませんからね。

そして一度に長時間大声を出すことはせず、時間を決めて毎日少しずつやることです。
喉の疲れを回復させるには、声を出さないでいるしかありません。

何年かかけて、少しずつ声を変えていくつもりで取り組んでください。


声はその人その人で違う個性です。
クリアボイスも立派な個性です。

生まれつきハスキーボイスの人からすれば、マイクの乗りがよく、抜けの良いクリアボイスは憧れかもしれませんよ。
ハスキーボイスに憧れている人は、ぜひ自分の声を見直してみましょう。

本当に自分の持っている声のポテンシャル(潜在能力)を引き出していますか?
正しいボイストレーニングによって、太くて声量のある声を出せていますか?

多くの人に尋ねると、大抵自分の声が気に入らないと言います。自分の声が大好きだという人のほうが少ないものです。
声が悪いというコンプレックス(思い込みだと思いますが)をバネに、他の部分を磨いて勝負する!という心意気も大事です。

誰かと同じようになりたいという気持ちもよく理解できます。
でもせっかく天から授かった自分だけの声を大事にしてくださいね。

>> 自宅で学べるオンラインボーカルレッスン

プロアーティストコース ベーシックコース 無料体験