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Q14:わたしはアガリ症で人前で歌う前にものすごく緊張してしまいます。緊張しない方法とかあったら教えてください。(高校生・16・女)

こんにちは。
人前で歌ったり、何かをしゃべったりするとき、誰でも多かれ少なかれ緊張するものです。

緊張には良い緊張と悪い緊張があります。
適度な緊張は、集中力を高めますし、良い結果を生み出します。
緊張しすぎると、必要以上に力が入ってしまい、歌に最も大事なリラックス状態を保つことができません。
最悪の場合、頭の中が真っ白になってしまい、曲や歌詞を忘れてしまうかもしれません。

メンタル(精神)を鍛えるには、場数を踏んで慣れるしかありませんが、ちょっとした気持ちの持ち方で緊張を和らげることはできます。

アガる人の原因を考えみます。


・上手くできるか心配

誰だって失敗はしたくありません。失敗したらどうしよう・・・と考えてばかりいては、良いパフォーマンスができるわけがありません。
練習以上のことはできません。練習と同じこともできないと考えましょう。
練習の80%が出せればOK!と考えれば、多少の失敗は怖くありませんよ。
何も考えずにステージにあがりましょう。本番直前まで楽屋でバカ話をするくらいの余裕を持ちましょう。


・急に自信がなくなる

他の人の演奏を聴いたり、練習の時の失敗が頭をよぎると急に不安になったりします。
意識しないのが一番ですが、どうしても気になってしまいます。

そんなときは、自分に暗示をかけるのが効果的です。「自分はスーパースターなんだ」と思い込むのです。
プロのコンサート会場を思い浮かべて、ステージ上でスポットライトを浴びているアーティストの気持ちになってみましょう。


・単なる練習不足

練習のとき最後まで上手くできなかったことがあると、心配は消えません。
練習で出来なかったことは、本番ではやらない、というのが基本です。

練習では、絶対に間違えようのないことを完璧にできるようにしましょう。
それでも本番で失敗はするものです。

100%のステージにしたいなら、練習では120%できるようにすることです。


・自意識過剰

失敗したら笑われるんじゃないかとか、自分はすごく期待されている、とか考える人がいます。

逆の立場で考えてみてください。
あなたが誰かのステージでの失敗を覚えていますか?
せいぜいその瞬間「あっ失敗したな」と思うくらいですよね。
数分もすれば忘れてしまうでしょう。他人に対する意識なんてそんなものです。
良ければ覚えている、悪ければ忘れる。それが普通の人の感覚ですよ。


他にもありますが、大方このような感じでしょうか。

ストレッチや深呼吸などももちろん効果的です。
仲間がいれば、リラックスできる雰囲気作りを協力して作るのもいいですね。

なんにせよ、失敗を楽しむくらいの心の余裕を持つことです。
失敗がなければ成長はありませんからね。
多くのお金・人が動くプロの場合は失敗は許されませんが、アマチュアなら許されます。

どんどん失敗して恥をかきましょう!大事なのは2度と同じ失敗をしないことです。

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