こんにちは。
歌を聞かせていただいていないので具体的な事は言えませんが、
一般論として、プロになるのは無理・・・・ではありません!
たしかにヒットチャートを見ていると、若いアーティストや若いときからブレイクしている大御所アーティストがたくさん目立ちますが、それ以外のアーティストは自分の音楽で商売にならないのでしょうか?
実際、メジャーのレコード会社も若者向けのCDをリリースする傾向が強くあります。メインターゲットである若者の共感を得るには、同年代のアーティストが一番だと考えているからです。ですから年齢が高いということは、メジャーデビューについてはハンデを背負っているのは事実です。
しかし、音楽を聴く人は若者だけではありません。中高年の方もポップスやロックを聴く世の中です。昔のように中高年の方が演歌や歌謡曲しか聴かないという時代ではなくなりました。これからもその傾向はさらに大きくなるでしょう。そうした人の心を打ち共感を得る音楽は、同年代の人にしか作れないはずです。
32歳だからこそ作れる音楽はあります。様々経験をしてきた人だからこそ書ける歌詞があります。もしヒットチャートの音楽に惑わされて音楽を作ろうとしているようでは、先は明るくないでしょう。
プロになるということは、自分の歌をたくさんの人に買ってもらい、歌の収入で生活をするということです。夢や希望だけでは、プロになることは難しいです。その裏で血の滲むような努力をしないといけません。何かを犠牲にしなければならないこともあるでしょう。
それを一つ一つ乗り越えてこそ、本当の意味での実力や人間性が身につくのです。
プロになるのが可能かどうかの前に、自分がそれだけの努力をしてきたかを見つめ直してみましょう。練習を死ぬほどしたか、曲を何百曲も作ったか、ファンを何百人に増やしたか、自主制作CDを何千枚も売ったか、パートナーや協力者を見つける努力をしたか・・・。
これらは、音楽の才能とは関係ありません。努力次第で誰でもできることです。
もし自信がないのであれば、これからその努力をして下さい。
その結果として作った音楽が商売になるかならないか、というのは次の段階の話です。
逆に言えば、それすらできないのであれば、プロになることは難しいと言わざるを得ません。そこまで頑張れば、ビジネスのチャンスは向こうから転がり込んで来るでしょう。それでもダメだったら、才能と運がなかったということです。
プロになりたいと言っている人で、そこまでやっている人は果たして何人いるでしょうか。
少し厳しいことを書きましたが、最後に一言。
デビューそのものが目的になるのは、あまりいいことではありません。音楽を作り続け、できるだけたくさんの人に聴いてもらい、買ってもらい、そしてそれを一生続けていけるかどうか、ということが大事だと思います。
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