こんにちは。
歌を聴いていないので難しいご質問ですが、一般論としてお話しします。
歌が突然うまくなる方法はありません。何故なら、歌は筋肉運動だからです。何もせずに朝起きたら急にサッカーが上手くなることがないのと同じです。毎日少しずつ正しい筋肉の動きを体に覚えこませることが必要なのです。2ヶ月で劇的に上達することは難しいでしょう。
・・・と言ってしまっては話が終わってしまいますので(笑)、歌をいつもより上手く聞かせるコツをお教えしましょう。
まずは、曲選びです。次のポイントを押さえて曲を選べば失敗は少ないでしょう。
・メロディーの幅が狭い曲
→キーが高いかどうかより、上下の幅が狭い曲を選びましょう。キーは変えられますからね。
・メロディーの動きが少ない曲
→突然音が上がったり下がったりする曲は避けましょう。またドレミファソのように連続しているメロディー(旋律的な動き)は歌い易いですが、ドミソと一つ飛ばしの動き(和声的な動きといいます)は難しいですよ。サビで、ソソソソラ〜のように同じ音が連続している曲は歌い易いです。譜面を手に入れてチェックしましょう。
・テンポのやや速い曲
→スロウなバラードは難しいので避けましょう。速すぎてもダメですが、ある程度アップテンポのほうがノリで歌えますから怪我が少ないでしょう。R&B系よりもロック系のほうが歌い易いと思います。
・歌詞が好きな曲
→共感が持てる歌詞なら感情移入しやすいですし、覚えるのも楽です。
次に歌い方です。
・感情を大げさに込める
→感情を込めて歌えば、少々のミスは目立たなくなります。恥ずかしがって自信なさげに歌うと、かえって間違いが目立ってしまいます。
・音程を探らない
→頭の音を思い切って出しましょう。音程を合わせようと調節するとシャクるような歌になってしまい、お客さんにも聴き辛いです。多少外れていようと勢いで歌いきってしまうと上手く聴こえますよ。
・Aメロは小さく、サビは大きく
→曲の中で音量差をつけるとメリハリがついて上手く聴こえます。やりすぎかな?と思うくらいオーバーにやりましょう。
・歌詞を覚える
→歌詞は暗記するのが上手く歌うコツです。歌詞カードを目で追っていると、声が悪くなりますし、感情がこもりません。
・目線を高く
→声がよくなると上手く聴こえます。下を向いていると、声がこもってしまいます。目線を高く、会場の一番後ろの人に話しかけるように歌えば、自然と喉が開き、声が明るくなります。
・楽しむ
→楽しむことが何より大事です。笑顔でうたうのもいいですね。笑うと口角が上がって声が明るくなります。
時間もありませんから、たくさんのことをやるよりも、以上のことを確実に押さえれば、きっとうまくいきますよ!
>> 自宅でプロのボーカルレッスン-トップページへ