こんにちは。
歌をうたうだけなら、腹式呼吸でも胸式呼吸でもできます。歌で腹式呼吸を使うメリットは、
・横隔膜を押し下げることによって肺のスペースを広げ、よりたくさんの空気を取り込めること
・腹筋や背筋を使うので呼吸を安定すること
・胸や肩、声帯周りの筋肉を使わずリラックスできるので、声帯を正しく振動させられ、音程が取り易くなること
・リラックスによって体を共鳴が効率よくできるので、声量・太さがアップすること
・リラックスによって喉が疲れにくくなること
などがあります。
鼻から吸って口から出すのは、腹式呼吸の感覚を掴むために効果的な練習方法です。腹式呼吸ができない段階では、口から吸うと胸や肩に力が入ってしまったり、胸式呼吸になってしまうことが多いからです。
実際の歌の中では必ずしも鼻からだけ吸っているわけではなく、口からも吸うことになります。
プロのボーカリストはほぼ腹式呼吸を使っています。上記の理由から腹式呼吸のほうが歌にはメリットが大きいからです。
歌の上達を考える場合は、まず腹式呼吸をマスターすることをおすすめします。
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