こんにちは。
どれだけ低い声が出るかは、その人の声帯の形で決まってしまいます。声は声帯の振動によって作られますから、声帯の形は声に大きな影響があるのです。
子供の頃は男も女もほとんど同じ声ですが、成長とともに男性は、ノドの形が変わり、声帯自体が長くなるので、声が低くなります。
高音は声帯を周りの筋肉で引っ張ることで出せるようになります(訓練は必要です)が、低域は声帯の形で決まってしまいますから、変えることはできないのです。
では、低音の音域を広げることはできないかというと、そんなことはありません。最低音は下げることはできませんが、最低音ギリギリまで、歌に使える声にすることは可能です。
低域は、下がれば下げるほど響きが少なく、小さな声になってしまいます。それを正しい発声によって、より響かせることで、歌に使えるような声にすることができるのです。
ラクに出せる中音域の正しい発声を身につけ、良い声の基本を作り、そこから少しずつ音を下げていきます。正しい発声ができないと、低い声がきちんと出せないのです。
それから、そもそも男性の低いキーの曲を歌う必要があるのか、ということも考えてみてください。
女性が男性キーの歌をうたえば、低音が出なくなるのは当然です。男性アーティストの曲を歌うときには、自分に合ったキーに変えるようにしてはいかがでしょうか?
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