こんにちは。
2人のボーカルユニットは決まると楽しい反面、とても難しいですよね。2人の声量、音程、歌い回しが揃っていないとカッコよく決まらないものです。
まず声量については、ボイストレーニングでかなり改善されるはずです。腹式呼吸でパワフルに息を吐き出し、声帯を大きく振動させ、さらに共鳴を使って、それを増幅させれば声量は出せます。もちろん体格や筋力などで変わってきますが、訓練によって、ある程度は誰でも声量UPさせることは可能です。
歌のハリというは、聞いていないので何とも言えませんが、声のパンチや抜け・ツヤみたいなものではないでしょうか。
パンチのある声は、発声方法による部分が大きいです。声楽のような頭のテッペンをイメージするような発声だと、スムーズな声になりますが、アタック感は出しにくいでしょう。よく、車がたくさん通っている大きな道路の向こう側にいる人に向かって呼びかけるように声を出しなさいと言われます。車の音の中で声を届かせるわけですから、小さい声では無理です。頭に抜くような声でも通りにくいですよね。前にぶつけるようにお腹から声を出すイメージで出さないと、声は届きません。
棒読みに聞こえてしまうのは2つ問題があります。伝えたい感情とその表現のためのテクニック不足です。
歌詞をただ歌っていても棒読みになってしまうのは当然です。その歌詞の意味を理解し、自分なりにどうやって歌ったら聞く人の心に響くかを考えて歌わなければなりません。
そしてそのイメージしたものを実際に表現できるテクニックも必要です。表現には色々なテクニックがありますが、大事な要素に音量変化(ダイナミクス)があります。ずっと一定の音量で歌っていたら、メリハリはできませんよね。自分なりに歌のストーリーを作って、その場に応じた音量があるはずです。譜面どおりではなく、歌にニュアンス・表情をつけることも必要ですね。
伸ばすと不安定になってしまうのは、トレーニングをしていなければ、そうなってしまう人は多いです。声が不安定に震えたり、音程が上下するのは、呼吸と声帯のコントロールができていないためで、これは日常生活ではなかなか鍛えることができません。
専用のトレーニングで呼吸や音程調整のための筋肉を鍛えていかなければなりません。
2人ユニットの場合であれば、何も2人が全く同じ音量・声質で歌う必要はありません。異なる声がミックスすることで、新しいサウンドが生まれるからです。(音程はぴったり合っていないと気持ち悪いので、練習しましょう)
片方が声量がなければ、ハーモニーパートに専念するのもいいですね。どうしたら2つの声で良いサウンドになるか、録音をしたりして研究してみてください。 がんばってください。
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