こんにちは。
音はそもそも空気の振動です。速く振動すれば高く、遅く振動すれば低くなります。
声も音ですから、高低は、声帯をどのような速さで振動させるかで決まります。
速く振動させれば声は高く、ゆっくり振動させれば声は低くなるわけですね。
そしてその人の声帯の形によっても変わります。 声帯が長い人と短い人よりも声は低くなります。
一般的に子供は声帯が短く、大人になるにつれて長くなっていきます。 これが声変わりです。
さて、低音を出す方法ですが、実は高音よりも難しかったりするのです。
高音は、高速で声帯を振動させることで出すことができますが、 これは正しいトレーニングによって、かなり鍛える(=音域を広げる)ことは可能です。
これに対し、低音はその人の声帯の形によって決まってしまうことが多いので、 低域を拡大することは、トレーニングでは難しいこともあるからです。
ただし、無理ではありません。低音が出せないという人は、 正しい発声が出来ていないため、まだ限界まで出し切っていないことが多いです。
しっかり声にならなくて歌には使えない低音であっても、それを上手に響かせることで、
使える声に変えることができます。 正しい発声ができるようになれば、今まで出せないと思っていた低音も使えるようになります。
原理はご理解いただけましたか?
まだ中学生ですから、今は成長段階にあります。 これから声も変わっていくはずですから、あせったり無理をしないことが大事ですよ。
正しいトレーニングを毎日少しずつでもいいので続けていけば、 きっと良い声で自在に歌えるようになるでしょう。 がんばってくださいね!
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