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Q65:はじめまして。僕は鼻炎による鼻声なのですが、やはり自分の歌を録音してもあまりいい声ではありません。もしかしたら、他人からすれば不快な声なのかもしれません。
でもカラオケへいくと友人からは上手い等といったことを言ってもらえますが、録音したものを聴いてみると、明らかに歌もうまくないと思うんです。
そこでですが、鼻炎を治す、もしくは鼻炎でもうまく歌が歌えるような方法はあるのでしょうか?
もちろん、簡単にいくとは思っていません。よろしかったら教えてください。(大学生・19・男)

こんにちは。
鼻炎の程度にもよりますが、日常生活に支障がなければ問題はないでしょうし、気になるようであれば、専門医の診察を受けることをお勧めします。

歌への影響ですが、録音をして「いい声」に聞こえない原因を考える必要があります。
自分のイメージする声でない原因が、鼻炎ではなく、呼吸や発声、共鳴などが正しくできていないことも考えられるからです。

確かに鼻炎であると、抜けの悪いコモった声になりがちです。ですが、そもそも歌に必要な発声ができていなければ、イメージする声にはなりません。多少鼻にかかっていても、きちんと声が出ていれば、良い声にすることは可能だと思います。

歌のうまさ、声の良さに決まりはありません。鼻にかかった声がかえって個性になる場合もあります。

歌を上手にうたうには、スポーツと同じように、正しい筋肉の動きを覚え、コントロールの精度を高めていくしかありません。

お友達がうまいと言ってくれても、自分で納得できないのは、ご自分の「耳」がお友達よりも良いということでしょう。お友達の耳よりもあなたの耳のほうが「合格ライン」が高いのです。

ですが、これは良いことです。耳が良くなればなるほど、合格ラインは高くなり、自分の声や歌に納得が出来なくなっていくはずです。そしてそれが上達・進歩につながるのです。

合格ラインを上げるには、音楽の経験値を上げるしかありません。この努力なしには成長はないのです。

他人が聴いたら不快なんじゃないか、と考える必要はありません。聴く人のことを考えるのは大事なことですが、ネガティブすぎるのは良くありません。不快だとしたら、それは鼻声ではなく、歌唱技術や歌の内容だと考え、レベルアップを目指すほうがいいですね。

冒頭でも言いましたが、あまり気になるようであれば、精神衛生的にも良くないので、医師に診てもらって下さい。そうでなければ、自分の声の個性として受け止めて、技術の鍛錬に励まれると良いでしょう。がんばってくださいね!

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