プロがボーカルの悩みを解決します Q69:高音を出す時自分では、のどに力を入れてないつもりでも聞いている人からすると不快な声になるようなのですが、どうしてですか。正しい発声方法がいまいち分かりません。(学生・男・18)

こんにちは。
高音に限らず、のどに力が入っていると、声帯が正常に振動せず、また響きが少ない細い声になってしまいます。声が不快に聴こえてしまう原因にもなります。

高音を出すためには、声帯を薄く伸ばす必要がありますが、声帯を伸ばす筋力が弱い人は、無理に力を入れてしまうことが多いのです。自分では力を入れていないつもりでも、声帯を支えるために、無意識に力を入れてしまっているのです。

声を聴いていないので、何とも断言はできませんが、不快に聴こえてしまう原因は、のどの緊張だけとは限りません。

呼吸が浅く支えられていないと、声が不安定に震えたり、苦しそうに聴こえます。正しい発声が出来ていないと、弱弱しい細い声になります。共鳴はきちんとできていないと、声量感のない痩せた声になってしまいます。または発音が悪いのかもしれません。

基本的な発声はできているが、声帯トレーニングの不足で高音で良い声を出せないのか、そもそも発声自体ができていないのかで、解決方法は変わってきます。

いずれにしても正しい発声を学ぶことが先決です。ここで発声法のすべてを書くことはできませんので、専門家のレッスンを受けることをお勧めします。がんばってくださいね。

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