プロがボーカルの悩みを解決します Q71:半年前ほどに喉風邪を引いて以来、歌の声が出なくなりました。
声が出なくなるまでは並以上に上手いはずだったのですが最近ではあまり上手いと言われません。
自分で音程が分かっているのに声がかすれてしまってまったく声がでなくなるので何か解決方法がないか悩んでいます。
職業柄、毎日大きな声で騒いだり話しながらお酒を飲でいるのでやっぱり関係あるのでしょうか?。(接客業・男・20)

こんにちは。

実際の声を聴いていないので何とも言えませんが、かすれて声が出なくなったということは、声帯に問題がある可能性が高いと思います。炎症などで声帯が腫れたりして変形すると、声帯をぴったり密着させることができなくなり、息が漏れて、いわゆる「掠れ声」になります。

日常的に大きな声を出す方だと慢性的な掠れ声になることがありますが、大抵は喉を休めることで数日で元に戻ります(個人差や程度の差はあります)。

お仕事で声を出さざるを得ないということであれば、喉になるべく負担のかからない発声を心がけると良いでしょう。歌はもちろん、日常会話でも発声の違いは出ます。特に長時間大きな声を出す場合には、正しい発声をするとしないとでは、負担が大きく変わります。

呼吸も大事です。 胸式呼吸だと息の量が少なく、どうしても喉を必要以上に使って無理に声を出してしまうので、喉に負荷がかかります。腹式呼吸を使えば、たくさんの息を取り込めますから、喉に力を入れて大きな声を出す必要がなくなります。

また声を響かせることができるようになれば、強い息や喉を使わずに大きな声が出せます。

掠れ声は魅力的な声と感じる方も多いですし、ご職業も含めた生き方・人間性の表れでもありますから、個性として付き合っていくという考え方もあるでしょう。

ですが、 まったく声が出ない(歌に支障をきたす)ようであれば、一度お医者さんの診断を受けられることをお勧めします。

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