いかがでしたでしょうか?
音楽業界に興味を持っていた人も、ちょっと近寄りがたかった人も、少しはこの音楽業界というものを知ってもらえたでしょうか?
中には、「すごく責任重大で自信がなくなってきた・・」という方もいらっしゃるかもしれませんね。
ここで、優しく「そんなに責任を感じなくても、やる気があればだいじょうぶさ!」と声をかけてリラックスさせてあげたいのは山々なのですが、そのように無責任に声をかけてあげることは出来ません。
なぜなら、このサイトをみたアーティストを目指す皆さんには、真のアーティストになるための心がけとして責任が重大であるということを、アーティストを志す皆さんの一人ひとりの胸に焼き付けてほしいのです。
今までみてきたように、一人のアーティストを売り出すためには、たくさんのスタッフの力が必要です。アーティストがスタッフに支えられているのと同様に、スタッフもアーティストに生活を支えてもらっているのです。
スタッフ一人ひとりには家族もいます。その人たちの生活がどうなるか、アーティストの力によって左右されるといっても過言ではありません。
アーティストの人気がでれば、スタッフの給料もよくなりますが、逆に人気が低迷すれば、スタッフの生活も不安定なものになってしまいます。
言い方は非常に悪いですが、「自分が看板である・商品である」という自覚を、絶対に忘れないでほしいのです。
CDをたくさん売るためには、アーティストだけがんばっても無理な話です。
CDリリースにかかわる全ての人が一致団結して盛り上げていかなければならないのです。
アーティストも、一致団結して盛り上げていくメンバーの中の一員なのです。
そのメンバーのうちの誰かがかけていても、成功はありえません。 メンバーの一員である自覚を持って、どうぞこの音楽業界にいらしてください。
皆さんといつかどこかでこの業界の中でお会いできる日を楽しみにしています。
名残惜しいですが、この辺で。
♪THE END♪
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目次 はじめに |
第1章 - お客さんがCDの存在を知るまで 1. CDを知ってもらう 2. メディアにのせる・記事・広告 3. 試聴機に入れてもらう・ライブ活動 4. CDがお店に並ぶまで・流通 |
第2章 - CDクレジットから業界を覗いてみよう 1. CDクレジットの説明 |
第3章 - CDが出来るまで 1. マスタリングとミックスダウン 2. レコーディング 3. アーティストの発掘 |
第4章 - 契約、そしてお金が動く 1. アーティストに関わる契約 2. アーティストが手にする収入 3. 新人と大物の収入 4. 著作権と音楽出版社 最後に |