アーティストボイス

記念すべき第1回目は、「さくら さらり」等のヒット曲で知られる4人組女性コーラスグループCry&Feel it からソロに転向して活躍中のsonoさんをお招きしました。

声楽からポップスの道へ

落合:今日はよろしくお願いします。

sono:よろしくお願いします!

落合:早速ですが、デビューのいきさつなどから伺いたいと思いますが、歌の道に進もうと思ったのはいつごろ?

sono:高校のときにオペラを観たのがきっかけで、オペラ歌手なるぞっていうことで声楽を習い始めたんです。で、音大で声楽を習っていたんですが、途中でポップスの道に進みたくなったんです。でも声楽とポップスでは発声法とかが全然違うので、卒業後にポップスのボイストレーニングに通いました。

落合:声楽とポップスでは具体的にどんなふうに違うの?

sono:根本的に発声が違いますね。声楽は全部裏声で、地声を出すことがほとんどなかったので、地声をどう出すかというのを勉強し直しました。

落合:オペラを勉強していたのに、ポップスの世界に進もうと思ったのは何故?

sono: 大学の先輩にaikoさんがいたんですが、近くに活躍している人がいる事 にとても刺激を受けました。そして在学中にデモテープを40〜50本作っ て、オーディション雑誌とかを見て、いろんな所に送りまくりました。

落合:反応はどうだった?

sono:10本に1本くらいは反応がありましたね。その中の一つがきっかけでアジアバグースというフジテレビのコンテスト番組に出て日本代表に選ばれて。それが自信になって本格的にプロの道を目指すようになったんです。

落合:その頃のデモテープってどんな感じだったの?

sono:カラオケ屋さんでバイトしていたので、空き時間にカラオケに合わせて録音したものを送ってましたね。 BONNIE PINKさんの「Heaven's Kitchen」だったと思います。

落合:カラオケ屋でバイトっていうのはいいよね。

sono:ですね。練習もいくらでもできたし(笑)

落合:そういう環境を自分で作るのは、すごく大事なことだよね。アジアバグースに出たあとは?

sono:アカペラの会社に所属することになって、そこで結婚式や教会で歌う仕事をしつつレッスンとかを受けてました。そこの先生がCry&Feel itというコーラスグループをやっていて、その先生が辞めることになったので、後任としてそのグループを紹介されて、そのグループに入ることになったんです。

落合:Cry&Feel itに入って最初はどんな活動をしたの?

sono:最初はライブをやる場所を探していて、まずはストリートかなっということで、メンバーでお金を出し合って機材を買ってストリートライブから始めました。

落合:ストリートって大変だと思うけど最初はどんな反応だった?

sono:最初は大変でしたね。誰も立ち止まってくれないし、止まってもすぐに立ち去ってしまったり。でも女性4人組のコーラスグループということで興味を持ってくれる人が多かったのは良かったですね。

落合:通行人に立ち止まってもらったり聴いてもらうために工夫したこととかは?

sono:新曲をどんどん増やしたり、カラオケを流さずアカペラだけで歌ってみたり、お客さんの反応を見つつ色々試しましたね。


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