オーディション応募の心得

 

その1 プロフィールの書き方

オーディションに応募する目的は自分を売り込むことです。プロフィール資料は自分という人間を知ってもらうための資料ですから、心を込めて書きましょう。

何も難しく考える必要はありません。大事なことは読む人の立場になって書くことです。自分だったらこの人に会ってみよう、この人を応援したい、と思ってもらえるように書けばOKです。要するにやる気が伝わればいいのです!


1.名前

当たり前ですが、名前は本名を書きましょう。アーティスト名がある場合はそれも併記。アーティスト名はその人のセンスを知るための大事な要素です。お店で言えば店名です。何かを買おうと思ってお店を選ぶとき、お店の名前がセンスのないものだったら、入るのに考えてしまいますよね?

どちらもフリガナを忘れずにちょっとした心配りが大事ですよ。


2.住所・連絡先

住所を正しく書きましょう。会社によっては返事を郵送で行うところもあります。間違っていたり書いていなかったりしたら、コンタクトを取ってもらうことはできません。 またどこに住んでいるかというのも気になることです。

電話番号やメールアドレスも間違いがないように。電話がつながりやすい時間がある場合は、それも書いておきましょう。仕事や学校などでつながらない時間があるときも同様です。ディレクター(D)やプロデューサー(P)はとても忙しいので、できれば一度でコンタクトを取りたいものです。

メールアドレスは間違いやすいので注意!大事な連絡手段なので、特に丁寧にかき、何度も見直しましょう。


3.年齢

生年月日も正確に書きましょう。でも生年月日だけだと瞬間的に年齢が分かりにくいですよね。だから合わせて現在の年齢も書いておくと親切ですよ。


4.職業

学生であれば学年、社会人であれば職業を必ず書いて下さい。その人の就学・就職状況はこれから一緒に仕事をしていく上でとても大事なことです。せっかく興味を持ってもらっても、音楽活動がほとんどできない状況なら、チャンスを失ってしまいます。もし卒業や退職・転職など予定があれば、合わせて書いておきましょう。


5.応募動機・目標・自己PR

自分のやる気をアピールするためにとても大事です。オーディションに応募してくるからにはプロを目指しているはずですが、中には冷やかし半分や軽い気持ちで送ってくる人もいます。興味を持って連絡してみたら全然やる気がなかったということもよくあるのです。自分はそうではないことをしっかりアピールするためにも応募動機はよく考えて書きましょう。

また、どんなアーティストになりたいのかも必ず書いておいて下さい。ボーカリストなのか、バンドでやっていきたいのか、作家志望なのかをはっきり書いておきましょう。


6.音楽歴・活動状況

その人のバックグラウンドを知るために大事な項目です。できるだけ詳しく書きましょう。

いくら口でアピールしても、それだけでは信憑性がありません。ライブ活動をやっているなら何人くらい動員しているか、自主制作CDを出したことがあれば何枚売れたかは、客観的なデータです。お客さんにどれだけ受け入れられているかのバロメーターになりますからね。実績がある場合はぜひ書いておきましょう。

また オリジナル曲を作っているならストックは何曲くらいあるかはアピールになります。

もし書くほどの活動歴がない場合は、毎日の練習時間やこれからの目標・予定を詳しく書いておきましょう。具体的なほどいいですね。演奏できる楽器を書いておくのもプラス材料です。

ライブの予定があれば、必ず書いておいて下さい。見に来てもらえるかもしれませんよ!


7.応募曲のコメントと歌詞カード

オリジナル曲であればその曲のセールスポイントを、カバー曲なら何故その曲を選んだのかを書いておくといいでしょう。曲選びはその人のセンスが問われます。どんな曲を選ぶかは、とても大事なことです。曲選びは慎重に!

オリジナル曲なら歌詞を必ず添付しましょう。作詞能力も大事なPRポイントです。またカバーなら、タイトルと元アーティスト名も忘れずに。


8.好きなアーティスト

どんなアーティストが好きで影響を受けたかも、大事な判断材料です。背伸びをする必要はありませんが(あとでバレます!)、Jポップのヒット曲しか聴いていないようでは、底が浅いと思われてしまいます。こいつは音楽をよく知ってるなと思わせることは大切ですよ。日頃からたくさんの音楽を聴いておくことが大事なのですね。


9.メンバーのプロフィール

バンドやユニットの場合はメンバーの名前・年齢・パート・職業を出来るだけ詳しく書いておきましょう。メンバーの活動歴も立派なアピールポイントになりますからね。


10.ホームページやブログ、SNSなど

ホームページ・ブログなどを持っている人はURLを書いておきましょう。ホームページが充実していれば、きちんと活動しているんだなという判断材料になりますし、コメントなどがにぎわっていればファンがたくさんいることも伝わります。



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