
では前の時間に勉強したことをもとに実際にコードネームを書いてみましょう。和音=コードなんですが、ポップスの音楽を演奏するときには上の譜例のように全部の音を書かないで、アルファベット文字を使って、コードを簡単に伝えることが出来ます。
覚えて実際につかって見ましょう。
よく楽譜についている、AとかCとか・・・・あれのことか?
そうそう!それのことです。では具体的に紹介します!
メジャートライアドの書き方

メジャートライアドの場合は、ただCと書いてもいいし、アルファベットの横にM(大文字)を書くか、アルファベットの隣に△を書くよ。
マイナートライアドの書き方

マイナーコードの時はm(小文字)を書くんだ。横に「-」をつけてもマイナーという意味だよ。
メジャーコードと違って、こちらは必ずつけなければいけないんだ。
オーギュメントトライアドの書き方

オーギュメントの場合はアルファベットの隣に「aug」または「+」をつけるよ。
ディミニッシュトライアドの書き方

ディミニッシュの場合はアルファベットの隣に「dim」または「。」をつけるよ。
では、まとめておきましょう。
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表記の仕方 |
なまえ(RootがCの場合) |
メジャートライアド |
Rootがそのままコードネームになる
またはM や△をつける |
C、CM、C△ |
マイナートライアド |
Rootの横にmをつける |
Cm |
オーギュメントトライアド |
Rootの横にaugまたは+をつける |
Caug、C+ |
ディミニッシュトライアド |
Rootの横にdimまたは。をつける |
Cdim、C。 |
ダイアトニックコード

ではここで、Cメジャースケール(ハ長調)の上に3度ずつ音を載せてトライアドを作ってみましょう。
それぞれの和音の下にローマ数字がついているのは、「何番目のコード」という意味です。

ちょっと大変だけど、ひとつひとつコードネームを確認してみよう。
じゃあ「II」からいってみよう。

えーと、まず、レ→ファが「短3度」で、ファ→ラが「長3度」だから、マイナートライアドになるわけね。
ルートがレだから「D」になるから、コードネームは「Dm」かしら?
Dm

正解!
じゃあ次は「
III」をやってみよう。

よーし、オレ様が挑戦だ!
ミ→ソは、、、、えっと・・・短3度だ!
ソ→シは、1、2、3、4っと、、、長3度だな。そすっとこれもマイナートライアドだな!
ルートはミだから「E」で、コードネームは 「Em」だ!
Em

よーしいいよ!
じゃ次!

ファ→ラが「長3度」、ラ→ドが「短3度」だから
メジャートライアドだから「F」ね。
F

OK!ほい次!
ソ→シが「長3度」、シ→レが「短3度」だから「G」!!!
G

よし!次、もう一息!

ラ→ドが「短3度」、ド→ミが「長3度」だから「Am」
Am

はいラスト!

はあはあ・・・・シ→レが「短3度」、レ→ファも「短3度」
だから、マイナー・・・・いや違うな。
ディミニッシュトライアドだな。
だから「Bdim」か!
Bdim

オッケー!お疲れさま!よくできました。
じゃあまとめておこう!
Cメジャースケール上にできる7つのトライアド
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このメジャースケール上にできるトライアドを「
ダイトニックコード(またはスケールトーンコード)」というんだよ。

ここで覚えてほしいのは、「I 」は必ずメジャートライアド、「II 」は必ずマイナートライアド、「III 」も必ずマイナートライアド、、、というように、どのメジャースケールでも、I〜VIIに対応したトライアドの順番は変わらないということです。
次の例をみていただけるとわかりますね。
例1:Gメジャースケール
例2:Fメジャースケール
ほんとだ!全部同じだ。不思議だなあ。
ところでこれって何の役に立つんだ?

うん、いい質問だね。
メジャースケール上のコードということは、そのキー(調)の中の音だけで作られているってことだよね。だから曲作りをするときに、このコードを覚えておくと便利なんだ。

例えば、キーがGの曲だったら、Gのダイアトニックコードを基本にしてコード進行を作ればいいのです。
もちろん実際の曲は、このあと勉強するセブンスコード(4つの音を重ねたコード)や他のキーのダイアトニックコードを使ったりするのですが、基本はそのキーのダイアトニックコードを使えばOKです。だから曲作りには欠かせないのでしっかり理解してくださいね。

別の角度でまとめてみよう。

このように、「I、IV、V」は、必ずメジャートライアド、「II、III、VI」は必ずマイナートライアド、「VII」は必ずディミニッシュトライアドになるんだ。

あれ?オーギュメントトライアドは出てこないのね?

そうです。オーギュメントトライアドは、ダイアトニックコードには出てきません。
ただし、これは「メジャースケールのダイアトニックコード」には出てこないだけで、実は、マイナースケールのダイアトニックコードには出てくるのです。
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スケールには、メジャースケール(長音階)とマイナースケール(短音階)があるって前に勉強したよね。今勉強したのはメジャースケールだけど、マイナースケールにもダイアトニックコードがあるんだ。

マイナースケールのダイアトニックコードについてはまた別の時間に詳しく勉強しますから安心してください。
ではこの時間はここまでにしましょう。
